問い合わせ管理表の作り方|記録する項目と分類を決めて接客AIに任せる範囲を見つける
問い合わせ管理表の作り方を、記録する項目・種類の分け方・毎月の見返し方の順に解説します。日々の問い合わせを記録しておくと、返信漏れを防ぎ、接客AIに任せる範囲を自分の数字で決められるようになります。
LINE、DM、メール、電話と、問い合わせの窓口が増えるほど、「あの問い合わせに返信したかどうか」が分からなくなりがちです。そこで役に立つのが問い合わせ管理表です。届いた問い合わせを1行ずつ記録しておくだけで、返信漏れを防げるうえ、どんな質問が多いのかが見えてきます。この記事では、問い合わせ管理表の作り方と、記録を接客AIの検討に生かす方法を紹介します。
問い合わせ管理表をつくる3つの目的
- 返信漏れを防ぐ:未対応のものがひと目で分かるようにする
- 問い合わせの傾向をつかむ:どんな質問が、いつ、どの窓口から多く届くのかを知る
- 任せる範囲を決める:同じ答えで済む質問がどれだけあるかを数え、接客AIに任せるかどうかを判断する
目的が決まっていると、記録する項目を増やしすぎずに済みます。
記録する項目
表計算ソフトで、次の列をつくります。
| 項目 | 書く内容 |
|---|---|
| 受付日時 | 問い合わせが届いた日と時刻 |
| 窓口 | LINE・DM・メール・電話など |
| 種類 | あらかじめ決めた分類から選ぶ |
| 内容の要約 | 一文で短く書く |
| 担当者 | 返信した人、または返信する人 |
| 状態 | 未対応・対応中・完了 |
| 返信日時 | 最初に返信した日と時刻 |
| 同じ答えで済んだか | はい・いいえ |
最後の「同じ答えで済んだか」が、接客AIを検討するときに特に役立つ列です。
種類の分け方
種類は、5〜8個ほどに絞ると選ぶときに迷いません。たとえば次のような分け方があります。
- 営業時間・場所
- 予約・空き状況
- 商品・サービスの内容
- 配送・受け取り
- 料金
- 個別の相談
- その他
「その他」が増えてきたら、中身を見返して新しい種類を足すか、既存の種類に含めるかを決めます。
記録を続けるためのコツ
- 1行で済ませる:内容の要約は一文にとどめ、記録に時間をかけない
- 記録するタイミングを決める:返信したときに必ず書く、と決めておく
- 状態の列を毎朝見る:未対応が残っていないかを、一日の始めに確かめる
複数人で窓口を見ている場合は、担当者の列を空けたままにしないことも大切です。誰が返信するかが決まっていないと、二重に返信したり、誰も返信しなかったりします。
月に1回の見返し方
1か月分がたまったら、次の3点を数えます。
- 種類ごとの件数
- 営業時間外に届いた件数
- 「同じ答えで済んだか」が「はい」だった件数
同じ答えで済んだ問い合わせが多い種類は、接客AIに任せやすい候補です。営業時間外の件数が多ければ、夜や休日の一次対応を任せる意味があります。件数が少ない場合の考え方は問い合わせが少ない店でも接客AIは必要かにまとめています。
接客AIを入れたあとも使える
接客AIを導入したあとも、管理表の考え方はそのまま使えます。AIの会話の記録と人が対応した記録を合わせて見ると、AIに任せる範囲を広げるか、人に戻すかを判断できます。記録を商品やサービスの改善に生かす方法は問い合わせログを顧客の声として活かす方法で紹介しています。
まとめ
問い合わせ管理表は、受付日時、窓口、種類、内容の要約、担当者、状態、返信日時、同じ答えで済んだかの8つの列から始めると十分です。毎日1行ずつ記録し、月に1回数えるだけで、返信漏れを防ぎながら、接客AIに任せる範囲を自分の数字で決められるようになります。
表の列を決めて、毎月の数字をまとめる作業は、慣れないうちは負担に感じるかもしれません。表づくりのような作業も、今はパソコンが苦手な人がAIにたのめるようになっています。表づくりや毎日のくり返しをひと言で任せられるAIKOAIなら、「問い合わせを記録する表を作って」とチャットでたのむだけで、ひな形を用意してくれます。